2025年7月22日(火)千葉県経営者会館にて、熱中症予防教育を受講してきました。

近年、日本、世界的レベルで気候が変化してきています。

「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉がありますが、最近では該当しない言葉となっています。

特に、5月頃から10月頃まで暑い日が続き、長期化傾向にあります。

そういえば、私たちが子供の頃は、部活動とかスポーツをやっている時、

出来る限り水分を摂らず我慢する事が良いみたいなことがありましたが、

今では誰でも間違っていることだとわかると思います。

他には、夜間エアコンを消して自然風の方が良いとか、確かに昔は夏場でも夜は涼しかったりしていたと思いますが、

今は夜も暑いですよね。ニュースとかで室内でも熱中症にかかるといった事を耳にするかと思います。

その時代は当たり前のようにしていたことが、現代ではその考えは間違っていたということがあります。

どの情報が正しいのか、自分でよく考えて行動しないといけないと思います。

何よりも、無理をしないこと、手遅れになる前の対応が重要です。

厚生労働省のHPには、職場における熱中症予防対策について、いろいろ掲載されています。

熱中症予防のための情報・資料サイト | 厚生労働省

【熱中症の発生しやすい人体要因】

・暑さに慣れていない

・水分・塩分の補給が不十分である

・下痢・脱水状態にある

・病気をもっている(高血圧、心疾患、糖尿病、腎臓病など)

・自律神経系に作用する薬物を服用している

・肥満、運動不足である

・体調不良である(睡眠不足、二日酔い、風邪気味、発熱など)

・体力が無い

・朝食を摂ってない

・高年齢者である

「暑熱順化」という言葉を最近、テレビやSNS等からも耳にしたことがあると思いますが、

熱中症から身体を守るには、「暑熱順化」による予防対策が必要です。

「暑熱順化」とは、体が暑さに慣れることです。

 汗が出やすくなる ⇒ 体温調節ができること

私たちの体では、 産熱 ⇔ 放熱 バランスを保つことが大切

つまり、汗が出ないと体中に熱がたまり、放熱できない状態(熱中症)を引き起こします。

春から夏、秋から冬の季節の変わり目には、体調が悪くなることがあるかと思いますが、

急激な気温の変化に体がついていけないことが原因だと思われます。

例えば、猛暑日に現場に向かう車内において、エアコンをガンガンにかけ冷やした状態から、

急に外で作業する場合は、かなり危険です。

暑いかもしれませんが、出来る限り移動中は窓ガラスを開けて自然な風で体を慣らすことが良いかと思います。

また、休み明けに急激に体を動かすことによっても体調不良になることがありますので、

十分な睡眠、休息をとるように各自、健康管理することが大事です。

熱中症対策として、塩分(ミネラル、ナトリウム)と水分補給を十分に摂る必要がありますが、

スポーツドリンクの過剰摂取は良くないみたいです。

ペットボトル症候群(糖分を摂り過ぎて倦怠感といった症状、多尿から水分・塩分不足による脱水症状など)を引き起こす恐れがあります。

【甘い飲み物 : 水 は、1 : 1以上 】が理想です。

朝食や昼食でも十分な塩分が摂れますので、出来る限り食事を摂るようにした方が良いと思います。

皆さん、これからも健康管理をしっかりして熱中症にかからないようにしていきましょう!